1.襟元からベルトの中間の位置まで測る

 

* 写真1*(襟元)

*写真2*(ベルト中間)

ベルトの中間の位置は、スーツの一番下のボタンより若干、下(スーツの一番下の釦中心から約30~50mm下にベルトの中間)。

ネクタイの大剣先は、スーツの一番下の釦をはずしたときに若干見えるくらいの位置(理想は、ベルトの中間の位置)(写真2)。

採寸が終わったら、紙面の①に記入。(値は、10mm 単位の整数)

写真の場合は、480m と記入。

 

2.クロスラインの高さを決める説明書で最も重要で難しい部分)

①Vゾーンとクロスラインの説明(用語の意味を把握)

次に、襟元からスーツの第一釦の20~30mm上の間にできる V ゾーンの高さを測る(写真3、4)

 

*写真3* (V ゾーンとその高さ)

*写真4*(V ゾーンの底の位置)(写真では、300mm)

写真の場合、V ゾーンの高さは、310mm。

その高さの半分から下を、ネクタイがYシャツを完全に覆っているのが標準的なシルエット。

今回の場合、310mm の半分は155mm。

襟元から 155mm 下からネクタイが Yシャツを完全に覆っているのが標準的なシルエット(写真5)。

 

*写真5*(ネクタイを締めた後の標準的なシルエット)

その時に、ネクタイとスーツが交差し合うラインが、クロスライン(写真6)。

 

*写真6*(クロスライン)(この用語が大事)

クロスラインの高さは、およそYシャツの第三釦くらいの高さ(写真7)

 

*写真7*(およそのクロスラインの高さ)

②クロスラインの高さにより印象が変わることを説明

V ゾーンの高さの半分が標準的なクロスラインの高さ(写真5)。

 

*写真5*(ネクタイを締めた後の標準的なシルエット)

このクロスラインの高さをベルト側へ下げると、Yシャツのみえる量が多くなり、スマートな印象を与え、ラペルの幅が狭いスリムなスーツに合う(写真8)(20mm 下げた)

 

*写真8*(標準のシルエットから 20mm クロスラインを下げた(スマートな印象))

また、このクロスラインの位置を襟元側へ上げると、Yシャツの見える量が少なくなり、重厚な印象を与え、ラペルの幅が広いワイドなスーツに似合うようになる(写真9)(20mm 上げた)。

 

*写真9*(標準のシルエットから 20mm クロスラインを上げた(重厚な印象))

③クロスラインの高さを決める

お客様の体型やスーツ、ネクタイを締める場面により、一番相応しいクロスラインの高さを決める。

このクロスラインの高さを決めることがオーダーメイドネクタイで重要

(V ゾーンの高さの半分)±20mm くらいまでが、クロスラインの高さ。

クロスラインの高さが決まったら紙面の②に記入。(値は、整数)。

今回の場合は、クロスラインを 140mm に設定したので、140mm と記入。

 

3.クロスラインの幅を採寸

お好みのクロスラインの高さが決まったら、その高さでのクロスラインの幅を採寸

今回の場合、襟元から140mm の場所でのスーツの幅を測定。

*写真10*(クロスラインにしたい場所でのスーツの幅を採寸)

クロスラインの幅を採寸する際には、採寸される方の肩や胸が縮こまったり、張らないように注意。

自然な恰好で、スーツの幅を採寸してください。

クロスラインの幅の採寸が終わったら、クロスラインの幅紙面の③に記入(値は、5mm 間隔)。

写真10の場合、70mmと記入。

 

4.大剣の幅は、指定しなくてもO.K.。クロスラインのネクタイ幅から自然なシルエットになるよう弊社で調整。

しかし、お好みのシルエットがある場合は、大剣の幅を指定。

目安としては、クロスラインでのネクタイの幅に、10mm足した値。

大剣の値が、あまりにも不自然なシルエットにする場合は、連絡します。宜しくお願いします。

大剣の幅が決まったら紙面の④に記入。お任せの場合、お任せと記入(値は、5mm 間隔)。今回の場合、お任せと記入。

 

5.ノットの高さ。ノットの高さは、35mm ~ 60mm で選ぶ。下記を目安に選択

体格が横にがっちりしている人は、ちょっと縦長をお勧め。

標準の方、体格が縦にスラッとしている方は、標準をお勧め。

ノットの高さが決まったら紙面の⑤に記入(値は、5mm 間隔)。

今回の場合、身長175㎝の型で、体格が標準なので、45mm と記入。

 

6. ネクタイの全長を決定する方法

まず、試着できるようなネクタイの先端から先端までを測定(写真11)(写真の場合、1450mm のネクタイ)。

*写真11*(試着するネクタイの長さを測定する)

次に、ネクタイを結んでいただき、大剣先がベルトの中央に来るようにする。

その時に、小剣先が、大剣先を超えた場合、その分をマイナスする(写真12)。

 

*写真12*(結んで、小剣が大剣より長くなった場合)

(写真12)の場合、50mm超えているので、1450mm から 50mm 引いて1400mm 。

すると、大剣小剣がベルト中央で重なるネクタイに仕上がる。

時折、大剣と小剣の位置が同じであることを好む方もいる。

これはあまりお勧めできない。ネクタイは、使用するに連れて伸びる。

ここからさらに、50mm 短くした、1350mm のネクタイがお勧め。

また、小剣先が、大剣先に届かなかった場合、その分をプラスする(写真13)。

 

*写真13*(結んで、小剣が大剣より短かった場合)

(写真13)の場合、170mm 足りないので、145mmに170mm を足して1620mm 。

すると、大剣小剣がベルトの中央で重なるネクタイになる。

先程と同じ様に、5mm 短くした 1570mm のネクタイがお勧め。

最後に、試着したネクタイの先端から先端までを再測定

測定した結果が、1470mm であったら、結んだ時に20mm 伸びたことになる。

決めたネクタイの全長から 20mm 引く。

それが、最終的なネクタイの理想の全長になる。

その後、ネクタイの結び目だった所の前後を軽く横に引張り、全長を 1450mm に戻す。

ネクタイは伸びることを実感してください。

ネクタイの長さが決まったら紙面の⑥にネクタイの長さを記入(値は、整数)。

今回の場合、小剣が 50mm 超えたので、1350mm と記入。

 

7.ネックの寸法は、Yシャツの首周りに相当

 

*写真14*(Yシャツに記載してある寸法)

この写真の場合、390mm。

 

首を採寸する場合は、Yシャツを着ていて大丈夫(写真15)。

 

*写真15*(首周りの採寸)

採寸が終わったら、紙面の⑦に記入(値は、整数)。

写真14の場合は、390mmと記入。写真15の場合は、410mm と記入。

Yシャツを着ていない場合は、Yシャツの首周りの寸法と一緒にするため、実寸+約20mm (Yシャツの採寸方法と同じ)。

 

8.Yシャツの後ろ台襟の高さを採寸

 

*写真16*(後ろ台襟の高さ採寸)

およそ35mm ~ 45mm 。

Yシャツがない場合、40mm (最も一般的)として作成。

採寸が終わったら、紙面の⑧に記入(値は、5mm 間隔)。

今回の場合、350mm と記入。

 

9.芯の厚さは、薄い、普通、厚いの3種類から選ぶ。

芯の厚さが決まったら紙面の⑨に記入

 

10.指定の生地を、

紙面の⑩に記入